「聞いてよ、田んぼの話 in 堀越東」が開催されました

 6月5日、阿賀野市堀越小学校の5年生を対象とした、ほ場整備事業の現地見学会が開催されました。

 新潟県新発田地域振興局 農村整備部の出前授業に多くの方々が協力し、地域の暮らしを支える農業や建設業の素晴らしさを、子どもたちに伝えることができました。

真剣に説明に耳を傾ける未来のエース達

 小林組は、堀越東地区にある経営体育成基盤整備事業のファームポンドについての説明を担当させて頂きました。

 区画整理や田んぼの作り方などを事前に学習していた生徒たちは、『ファームポンドとは何か』、『何のために作られたのか』という基礎的な部分から発展し、用水路や排水路についての説明を真剣に聞いていました。

暗渠排水管について理解を深める

 中でも、暗渠排水管の活用法には驚かされました。いくつもの田んぼの中に、一際目をひくのが里芋が植えられている畑です。他の田んぼには水がしっかりと張られているのに対し、畑の土は程よい水分を保っていました。

 これは暗渠排水管の地下水位を調節する仕組みを利用して、必要な時に必要な分だけ畑に水を供給しているからです。散水では、水分が根に届くまでに蒸発してしまっていたのに対し、暗渠排水管を利用すると下から直接、根に水分がいきわたることで、効率的に作物を育てることができます。また節水にも繋がり、まさにサステイナブルな農業と言えます。

 これらをファームポンドが全て可能にしているのだと思うと、現代の日本において重要な貯水施設だと改めて感じました。

ニュース一覧へ